ミュージカル『レ・ミゼラブル』について

『レ・ミゼラブル』(Les Misérables )は、ヴィクトル・ユーゴーの同名小説を原作としたミュージカルです。
初演は、1980年にパリで、このミュージカルの原型となる、ミュージカルが上演されましたが、肝心の物語の方は市民が良く知っていたためカットされていたそうです。そこで、上演された同名ミュージカルを、誰にでもわかる形で改訂し、1985年10月28日、ロンドンで初演されたのが、このミュージカル『レ・ミゼラブル』です。

以来、まもなく30年にもなろう時空のなか、ブロードウェイはもちろんのこと、世界40カ国以上の国々で、様々な言葉に翻訳され、今日も世界のあちこちで上演され続けている、普遍の人気ミュージカルです。

今回の日本公演では、残念ながら一部音声がうまく聞こえず、なんのこっちゃ〜わからん!! と思われた方も多いのではないでしょうか?! 私は別の日に前の席でも見ましたが、やはり聞こえ辛かったです。そこで少しだけ物語に触れておこうと思います。

時は激動のフランス(1815-1833)。お腹を空かしている妹のために、盗んだ1本のパンによって、19年間もの監獄生活を送ることになった、ジャン・ヴァルジャンの生涯を描いている作品です。

仮出獄を許されたジャン・ヴァルジャン…、前科者の彼に世間は冷たく満足に働く事も出来ず、倒れそうな彼を教会が救う。彼はその教会の銀の食器を盗み逃げる。その途中、警察に掴まったジャン・ヴァルジャンは司祭の前に出される。ところが、司祭は、その銀の食器はジャン・ヴァルジャンにあげたもので、この銀の燭台もあげるつもりだったのに…と、燭台もジャン・ヴァルジャンに差し出す。この時に、ジャン・ヴァルジャンは心から自分のした事を恥じ、2度とこのような卑屈なことはしない、心までは卑屈にならないと司祭に詫び、そして誓う。

生まれ変わったジャン・ヴァルジャンは、懸命に働き、ついに市長になり、恵まれない人達のために、労苦をおしまず働く。かつては自分の工場で働いていたフォンテーヌの子供コゼットを預かり、惜しみない愛をコゼットに注ぐ。また、コゼットもジャン・ヴァルジャンを父と慕う。やがて時は市民革命に向かい、コゼットも大人になり、革命を推進するマリウスと恋に陥る。ジャン・ヴァルジャンはマリウスを助け、コゼットの事へと彼を届ける。
この間、ずっ〜と必要に警部ジャベールがジャン・ヴァルジャンを追う。時にジャン・ヴァルジャンはジャベールを助ける。この2人のやりとりが、舞台を一段と緊迫感のあるものにしていたと思います。
また、コミカルな味を出していた、安宿屋のいんちき夫婦の名演技もステキでした。
そして、あの「民衆の歌」がやっぱり印象的でしたね。

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